以前『伝説の宿屋の伝説』レビューにてQooga Create社の『一本道RPG外伝 伝説の宿屋伝説』のレビュー記事を書いたが、今回はその元となった『一本道RPG』(以下、前者)と『一本道RPGⅡ~あの日に授かった伝説の王子』(以下、後者)のレビューを行いたい。ここで
ゲームの内容
このゲームはどちらも端末を傾けて敵を倒しつつレベルアップを行ったり、強力なアイテムを手に入れたりしながら、魔王を倒すのが目的のゲームで、日本のRPGが一本道であるとしばしば言われていることをネタにしたカジュアルなアクションゲームであると言える。
ストーリーもとってつけたようなもので、前者は王の命を受けた勇者が魔王を倒してお姫様を救出、後者はその勇者とお姫様との間に生まれた王子が幼馴染みの魔法使いと二人で魔王を倒すというのが目的である。エンディングは王をスルーして宿屋へ入ってしまうというシュールなものである。
システムとしては基本的には一緒で、敵を倒して(火の玉は倒せず大ダメージをくらうので攻撃してはいけない)経験値を上げてレベルアップを重ねたり、装備を強化(前者は防具、後者は魔法使いの装備)して、最後はボスを倒すというパターンで進む。
なお、大きな違いは以下の通りである。
前者では薬草と聖水があり、薬草でHP回復、聖水があれば死んでも途中からコンティニュー可能である。
後者は薬草と聖水はなく、魔法使いの魔法(火または風攻撃・回復・防御・召喚)の使い分けが攻略のかぎとなる。火の魔法は高火力、風の魔法は二方面貫通で、攻撃時はそれを使い分ける。それ以外の魔法はMPを消費するため、無駄遣いはできず、ここぞというときに使わなければならない(MPは魔法水で回復する)。なお、魔法使いはゲームオーバーになってもレベルは維持されるので、プレイするごとに攻略がしやすくなっている。
感想
当然ながらファミコン世代を意識したグラフィックとサウンドの中、誰でも遊び方がわかれば1時間程度でも簡単にクリアできてしまうくらい簡単なもので、カジュアルゲームとして十分楽しめる内容となっている。
本格的な凝ったゲームと比べると物足りなさは感じるが、気軽に遊べるゲームとしてぜひお勧めしたいところである。
ちなみにこの一本道RPGシリーズの主人公は、伝説の宿屋の伝説の主人の息子の子孫だったりする。
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