Xib2Nibの即落ち問題について

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WinObjCは修正が必要な箇所が思った以上に多いではWinObjCを実際に使ってみての感想を述べてみたが、今回はXib2Nibの即落ち問題について自分なりに軽く調べたことを述べてみたい。

この問題ではXibファイルを解析した後のオブジェクトになんらかの瑕疵があって本来必要となるオブジェクトが生成されずにnullptrになってしまい、それをなんらかの処理を行おうとした際に例外が発生してクラッシュするようである。

ちなみにWindows環境ではコマンドプロンプトで起動してもクラッシュ(エラー報告画面が表示される)、OS XでもCMake経由でビルドが可能 ((ただし修正が必要)) で実際に試したところ、コミットfa151c1より前は「Segmentation fault: 11」が発生しているため、コード上に問題が発生していることは容易に推測できた。それ以降 ((コミットfa151c1でソースコード上、コミット637a0dcでXib2Nib.exeバイナリーが差し替えられている)) はクラッシュしないようだが、まだ未実装部分がたくさんあるようだ。

幸い、ソースコードが公開されており、なおかつCMake経由で他環境でも修正は必要だが概ねビルドが可能であるため、独自に修正を加えて即落ちを自力で解消できること自体は理論的に可能であるが、それをマイクロソフトが把握してて、すでに解決していれば良いのだが・・・。

iOSのアプリは相当数がXibファイル及びStoryboardを使っているので、早い段階で解決してほしいものである。

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