クックCEO「AppleはMacとiPadのハイブリッドは作らない」(iPhone Mania)及びMacとiPadのハイブリッド端末は作らない、とAppleのクックCEO(ITmediaニュース)によれば、アップルのクックCEOは「消費者はiPadとMacが融合した製品は求めてないと考えている」とのことである。このことは、公式にはiPadとMacが融合した製品は作らないとのことである。
Microsoftからはすで北米ではすでに2in1デバイスであるSurface Bookが販売されており、日本でも発売が予定されているが、クックCEOはSurface Bookに対して中途半端だとして否定的な評価を下している ((cf: アップルのティム・クックCEO、マイクロソフトのSurface Bookを中途半端だと皮肉る – engadget日本版))。
Windowsの場合、Windows 8.xの段階からタブレット、あるいはタッチパネルを強く意識するようになり、ハードウェアがタッチパネルに対応してればデスクトップPCやノートPCなどでも使えるようになっている。また、タブレットとノートPCの双方の特徴を併せ持った2in1といったデバイスもSurface Bookのみならず複数のメーカーから販売されている。
これは、Windowsがあらゆるデバイスに対応させようとして、あらゆる環境でのOSの主導権を握ろうとしていることがうかがえる。これによって、デスクトップPC、ラップトップ、タブレット、スマートフォン問わずキーボードとマウス/トラックパッドとタッチパネルの両方でWindowsアプリを使えるようにするという方向性に進んでいるようである。
一方、アップルにおいては、それが中途半端な状態になってしまうと認識している模様で、Macについてはキーボードとマウスあるいはトラックパッドでの操作、iOS端末については ((キーボードやスタイラスなどはあるものの)) 基本的にはタッチパネルでの操作に特化していると言える。これは基本的にフルスクリーンでの操作を基本とするiOSアプリと比較して、複数のウィンドウを使い分けたりすることが多いなど、操作のあり方を考えると、一定の説得力はあると言える。
個人的にはタッチパネル機能つき、あるいは2in1のMacは期待していたために少々残念ではあるが、操作感覚を考えると必ずしも悪い選択ではないのかもしれない。
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