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『iOS9の普及率が67%に!増加ペースはやや鈍化』(iPhone Mania)によれば、北米時間11月16日にApp Storeに接続したiOSデバイスのシェアのうち、67%がiOS9を使っているとのことである。iOS8は24%、それ以前は9%とのことである。
上記の情報によれば、10人に9人がiOS8以降の端末を使っているという計算になり、すくなくともApp Storeでアプリを公開する場合、iOS8以降をターゲットとすれば9割はカバーできるということになる。
残りの約1割はiOS7あるいはそれ以前のバージョンであるが、ユーザーインターフェースを考えればiOS7以降、最低限ビットコードを含めるならiOS6以降のサポートまでが限界といったところか。
ただし、Xcode 7系のiOS SimulatorはiOS 8.1以降のシミューレーションしか対応していないため、OSのシェアを考慮しても、新しいアプリを作る際は、(基本的には実機検証を行うべきだが、実機を持っていない場合は)iOS 8以降をサポート対象とするのが賢明な判断だろうか。
個人的には端末利用者は(致命的な脆弱性が報告されていない限りは)基本的には最新バージョンのOSを、それをサポートしていないアプリを使う場合に限っても1世代前のバージョンのOSは死守するのが望ましいと考えている。古いバージョンのものはサポートがされなくなり、セキュリティー上深刻な問題を抱えるようになるからである。
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