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米Google社は現在のHTTP/2の元となったSPDYのサポートを2016年5月15日に終了させることを発表した。これは決して驚きのことではないという。
SPDYとHTTP/2
SPDYとは、Google社が提供した次期HTTPのプロトコルで、HTTPが元になっている。これまでにSPDY/1からSPDY/3.1までのバージョンがあったが、SPDY/4はHTTP/2に吸収された。
今日の主要なブラウザではTLS上でHTTP/2をサポートしているほか、以下の主要なHTTPサーバーもHTTP/2をサポートしているとのことである。
ブラウザ
- Google Chrome (30以降)
- Mozilla Firefox (34以降)
- Internet Explorer 11 (Windows 10版のみ)
- Microsoft Edge
- Opera
- Safari (9以降)
サーバー
- nginx (1.9.5以降)
- Apache (2.4.17以降)
- IIS (Windows 10)
HTTP/2に対応させるには
ウェブブラウザについては、HTTP/2に対応させるには、とにかく新しいバージョンにするという必要があるだろう。
サーバーについても同様で、最新バージョンに対応させるほか、場合によってはモジュールを有効化する、あるいは設定を変更するといった対応が必要になると考えられる。
最後に
GoogleからついにHTTP/2のベースとなったSPDYのサポートが終了となるということで、ウェブの見えない変化もひと段落といったということになるのだろうか。生まれる技術・消える技術があるが、これはある種の節目なのだろうか。
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