第二世代のiPhone SEはiPhone 8の発展型

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2020年4月16日にアップル社は第二世代のiPhone SEを発表した。この発表に伴い、アップルの公式サイトからはiPhone 8およびiPhone 8 Plusのページが削除された。

iPhone SE ((SEは「Special Edition」の略)) は、iPhoneシリーズでは廉価モデルにあたり、比較的旧世代のモデルのiPhoneをもとにしつつも現行モデルのCPUを搭載することで安価ながらも現行モデルに引けを取らないレベルの性能を持っているのが特徴と言える。

初代のiPhone SEでは、iPhone 5sとほぼ同じの筐体サイズであり、画面サイズは4インチ、3D Touch非搭載、Touch IDも5sの世代のものである一方で、CPUはApple A9を搭載することで、5sをベースとしながらも6sの要素も取り込んだようなものとなっていた。

新たに発表されたiPhone SEでは、筐体はiPhone 8をベースとしたものとなり、画面サイズは4.7インチ、Face IDではなくTouch IDを搭載する一方で、CPUはApple A13 Bionicを搭載することで、性能面ではiPhone 11に匹敵するレベルとなった。また、現行のiPhoneシリーズで軒並み廃止された3D Touch(感圧タッチ)についても第二世代のiPhone SEでは導入せず、現行モデル同様にHaptic Touch(触覚タッチ)を採用している。

今回の第二世代のiPhone SEについては、個人的にはFace IDを採用したX系のiPhoneシリーズより前の、従来のiPhoneシリーズの集大成だったiPhone 8の正統な後継モデルと考えており、初代から続いたiPhoneシリーズの操作体系を好むユーザーが買い替えることは容易に想像できると考えている。一方で、第一世代のiPhone SEにあった小型の筐体ではなく、大型化の進んだiPhone 6以降の筐体をベースにしたことで、iPhone 5(c/s)やiPhone SEユーザーには戸惑いがあることは考えられるだろう。

現在、COVID-19のパンデミックが世界的に続いている中での第二世代のiPhone SEの発表となったが、これが少しでも明るいニュースの一つとなればよいと考えている。

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