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どうやら、Mac向けパッケージ管理ツール「Homebrew」のGUIアプリを扱った「homebrew-cask」のパッケージの扱い方に関する仕様が変わった模様である。案の定、警告メッセージがあったが、ツールの状況によってはかなり面倒な作業を強いられる模様である。
仕様の変更点
従来では以下のようになっていた。
- homebrew-caskパッッケージをインストールした時、基本的には実体は
/opt/homebrew-cask/Caskroom
にインストールされていた - デフォルトでは
~/Applications
に実体へのシンボリックリンクが貼られていた ((シンボリックリンクの作成場所は変更可能。homebrew-caskでよくあること(Qiita)を参照))
これが以下のようになった。
- 一時ファイルとして
/usr/local/Caskroom
にディレクトリーが作成される - 一部を除き、実体も通常のアプリのように、
Applications
にインストールされるようになった
私はどうしたか
私の場合は、Eclipseを除けば一旦削除した上で再インストールして問題のないもの、あるいはインストーラーを走らせるタイプのものがほとんどだったため、それを切り分けて、brew cask list
で一覧を抽出、一旦rm -rf /opt/homebrew-cask
で削除、その後、それを再インストールするという方式で対処した。
これはかなり単純な作業だが、管理上楽なため、通常はこれが一番無難だろうか。
最後に
今回のhomebrew-caskの仕様変更は地味につらいところではあるが、対処方法がコマンドラインでもしっかり出ているので、それに従って対応すれば良いだろう。こう言った突然の仕様変更は迷惑極まりないが、焦らずに対策とれば問題ないので、しっかりやっていこう。
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