キーボードが滅びる未来は当面こない

近年、WindowsやAndroid、macOSやiOSなどにおいて、音声入力ができるようになっているものもかなり増えているが、個人的には当面の間はそれによってキーボードがなくなるということは、当面の間はないだろうと考えている。ここでは『音声入力が広まらない理由は「恥ずかしさ」? キーボードが滅びる未来はくるか』(ITmedia)も参考にしつつ、自分なりの考えを述べてみたい。

音声入力が向かない環境がたくさんある

これは、常識を考えれば当然のことではあるのだが、そもそも音声入力が向かない、あるいは使うべきではない環境がたくさんあるということが挙げられる。まず、電車やバスの中は言うまでもなく1 、公共の場所でも周囲の雑音などで音声入力ができないという問題もある。

機密情報の漏洩リスク

上記と関連する部分があるが、機密情報の漏洩リスクという問題もある。これは、PCやスマートフォンなどでキーボードを使っている場合は、意図的に端末の画面を覗かない限りは文書などのデータを見られるというリスクは考えられないが、音声入力の場合、機密情報に関わるようなものを音声入力で入れた場合に、周囲に人がいた場合、その情報が漏洩してしまうというリスクが大幅に高まってしまう。周囲に人がいない場所ではまだ問題ないのだが、公共の場ではまず使うべきではないだろう。

個人の特性

これは個人差が分かれるが、人によって、音声入力に差が出ることもある。しっかりと発音することができる人であれば基本的には問題ないのだが、滑舌の悪い人や、何らかの発声障害を抱えている人も決して少ないとは言えず、その人が音声入力を使った場合、音声入力が正常に機能せず、誤字脱字の多いものとなってしまい、修正を強いられるというケースもある。

ましてや声を出すことができないという人がいるため、そのばあいは音声入力が使えないということも考えられる。

これらを考えた時

これらを考えた時、音声入力は確かに便利な機能ではあるということは認めるのだが、現状ではこういった問題があるという状況にあるため、個人的には音声入力が普及したからといって、それでキーボードが滅びるということは基本的にはないと考えている。

特に、大量の文章を書くということを考えた時、現状ではキーボードはその目的に最も沿った入力機器であるという側面もあることから、キーボードが滅びるということはまずないと言っていいほどであるからである。

最後に

音声入力によって、自身の音声から文字を自動的に入力するということができるという便利な世の中になりつつあるというのは事実ではあるが、それでもなお音声入力には課題が多いこと、しかもその課題は解決不能なものも多数含まれているということを考えた時、キーボードが滅びるということはまずないと言っても過言ではないだろう。

個人的には、キーボードの有用性の高さを強く認識しているため、キーボードがなくなったら非常に困る人の一人であると言えるが、それは杞憂だと考えてよいだろう。

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  1. これらの場所では通話を控えるように注意書きがなされているため、それと同様の問題のある音声入力もできるようなところではない []
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