「できない」と「してはいけない」では大違いだが

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「できない」と「してはいけない」のでは大違いである。もっとも、「できない」には「してはいけない」という意味が含まれている場合があるから、余計話は複雑ではあるのだが。私の場合は、基本的にはその原因が明白で代替案のないもの、あるいは「してはならない」と言うものでない限りは「できない」というのは極力言わないようにしている。というのは、可能性を狭めてしまうからである。

さて、「できない」という言葉では、その原因から以下のような原因が考えられる。

  • 技術がないから
  • 知識がないから
  • 何を求めているのかわからないから
  • 課題に対して、対処する方法がないから
  • 危ないから
  • 時間などのキャパシティーがないから
  • してはいけないから
  • その他…

少なくとも、上記のようなことが挙げられる。

一方、「してはいけない」については、その原因は以下のようになる。

  • 法やルールをおかすことになるから(決定権などがない場合も含む)
  • 道義的に反するから

上記から、「できない」については、ただ単に言われただけでは、なぜできないのか(内的要因、外的要因など)が不明瞭である一方、「してはいけない」については外的要因が強いということになるものと考えられる。そういう意味でも、「できない」と「してはいけない」では大違いとなる。

ただ、仕事の面ではそれで「してはいけない」で終わらせるのは望ましいとは言えない。ケースバイケースにもよるが、せめてそれをしていい人(決定権のある人)に判断を求めるように誘導できるようにはして欲しいところではある。「できない」については尚更であり、どうやったらできるのか、誰だったらできるのか、などの代替案は欲しい(代替案が明らかにない場合はやむをえないにしても)。

「できない」と「してはいけない」は別物である。ただ、それだけで終わるのはどうなのだろうかという点は疑問にもつべきではあるのだろうが・・・。

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