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Swiftプログラミング言語であるため、当然ながら変数や関数といったものが使われている。その中で当たり前ではあるが、変数の型がある。とはいえ、C言語やC++とは違う場合があるので、そこは気をつけるべきである。
Swiftでは整数を表す型としてInt型がよく使われる。しかしながら、これはCやC++でいうint型とは対応しておらず、数値型の扱いとしては、long型に近い(ILP32/Lp64の場合)。というのは、Cのint型では32/64ビットアーキテクチャーどちらも32ビット整数型として扱われているのに対し、SwiftのInt型は64ビットアーキテクチャーでは64ビット型として扱われる。
一方で、Cにおける0とは別にnilになりうるという側面から、Objective-CにおけるNSNumberに近い部分もある。これは、その変数に0というIntオブジェクトがあるのか、オブジェクト自体がないのかを判断する必要があるということのなるので要注意である。
こういった点から、Swift数値型は混乱を招く要素が多いので要注意である。とはいえ、それを理解していれば曖昧さは軽減されそうではあるが。
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