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私の知らないうちに一時期分散型バージョン管理システムとして有名だったBitKeeperがフリーソフトウェアになっていた。
BitKeeperは、リーナス・トーバルズ氏が中心となって開発を行っているLinuxカーネルのバージョン管理システムとして使われたことで有名だった。
とはいえ、当時はプロプライエタリだったBitKeeperの導入にはかなり賛否が分かれ、フリーソフトウェアのあり方を考えた場合、かなり嫌われていた存在だったという。
その後、紆余曲折を経てBitKeeperが使えなくなったため、代替のソフトウェアを検討した結果、使える代替ツールがなかったため、新たにGitを開発することにになったという。
その事件から10年以上を経て、BitKeeperはApache License 2.0で公開されるに至ったという。
すでにGitが分散型バージョン管理システムとして定着していることから、シェアを伸ばすというのは考えにくい。とはいえ、ライセンス上(特許がらみの部分を除けば)GPLよりも制約の少ないApache Licenseを採用していることで、Subversionを使っているプロジェクト、またはBSD系のプロジェクトのいくつかが移行するというのはありうるのかもしれない。
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