2013年12月のいわゆる「ゴミ箱」を連想させるモデルに変わったのを最後に3年以上モデルチェンジがなされていないMac Proだが、そろそろモデルチェンジがなされるのだろうか?
これと関連して、『ゲーム開発会社のトップデザイナーが本気で次期「Mac Pro」をデザインするとこうなる』(Gigazine)の記事で、ゲーム会社のデザイナーがMac Proをデザインしたらの想像図(希望図?)が上げられているが、なかなか面白いところである。
さて、これは個人的な見解になるが、近年ではバーチャルリアリティー(仮想現実、VR)が話題に上がっており、それに向けて何らかのアクションがなされる可能性があるとみている。とはいえ、アップルではむしろアグメンテッド・リアリティー(拡張現実、AR)に注力している関係と、VRに対するアップルからの発表はないことから、見通しは不透明である。
性能面では大幅にアップデートされる可能性は高いものの、外見を変更されるかどうかはわからない。とはいえ、2013年のモデルチェンジで拡張性を大幅に捨てたことからその点での枷はむしろ少なくなっているようには見受けられる。
もう一つの不透明要素としては、インテルのサーバー向けCPUであるXeonシリーズについて、Xeon E5/E7はCore i7およびXeon E3と比較して新しいアーキテクチャーへの移行が遅れる傾向にある。Mac Proはどちらかというとプロフェッショナルな用途に特化しているという性質上、信頼性を犠牲にしてXeon E3やCore i7に移るということは考えづらい。この点を考えると、SkylakeまたはKaby Lakeあたりが採用されたらラッキーといったところだろうか。
GPUについては上記のリンク先の記事ではGeForceが挙げられていたが、個人的にはあくまで業務向けであるという見方から、むしろFireProが引き続き搭載、もしかしたらQuadroに変わるかもしれないといった見通しである。
Mac Proのモデルチェンジの発表がなく、さまざまな憶測が流れているが、次のMac Proの登場が市場にどんな変化をもたらすのだろうか、みてみるのも楽しそうではある。
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