2017年9月26日にmacOSの最新バージョン「macOS 10.13 High Sierra」がリリースされた。High Sierraは、「macOS」と名称を変更したバージョンである「Sierra」の後継に当たる。
今回のmacOS High Sierraでは、以下が追加されているという。
- APFSの採用
- 新しい動画・画像圧縮形式の追加
- Metal 2
- Core ML
- VR
- 改良された日本語・英語入力
ユーザー側で影響が大きいのは新しい動画・画像圧縮形式の追加とVRと改良された日本語・英語入力だろうか。VRについてはPCやゲームなどにおいても近年広く使われている。
新しい動画・画像圧縮形式は、iOS 11で採用されたH.265とHEIFで、現行のH.254やJPEGよりも圧縮効率が良いといわれている。
改良された日本語・英語入力については、日本語・英語の組み合わせで言語入力の切り替えが不要になるといわれている。
macOS High Sierraは、32ビットアプリをサポートする最後のバージョンと公言されており、開発者は次のバージョンまでに既存のアプリを32/64ビットのUniversal Binaryにするか、64ビットアプリへ完全移行する必要がある。なお、Unix系ツール類もその対象かどうかは明確ではないものの、対象と考えた方が良いものと見受けられる。
High Sierraでは、表面上はそこまで大きなアップデートというわけではないが、デフォルトのファイルシステムがAPFSに変更、SSD搭載のMacはインストール時に自動的に変換される ((HDD/Fusion Driveのいずれかの場合はHFS+のまま)) ため、インストール時間は結構かかりそうだが・・・。
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