2016年9月30日をもってそごう柏店は閉店 ((スカイプラザは引き続き営業中)) してから1年以上が経過しているが、その後、売却交渉は行われているとのことであるが、目立った動きはなさそうだ。2016年9月でそごう柏店も閉店か・・・でも当ブログでそごう柏店の閉店について言及したことがあるが、いまの跡地が放置されている現状は早い段階でなんとかして欲しいところではある。
そごう柏店は、柏駅周辺の再開発ラッシュの時期の中で、1973年10月10日に「柏そごう」として開店、同年に丸井柏店 ((現:柏マルイ)) 、ファミリかしわ、柏高島屋 ((1992年に柏高島屋ステーションモールが開店、その一つに組み込まれた)) が開店した。
その後、熾烈な競争の中で、柏高島屋ステーションモールが店舗の増床をはじめ、販売戦略を行なったことで着実に客層を広げたのに対し、そごう柏店ではその戦略に失敗し、古いイメージがついてしまったことが閉店に繋がったものと考えられる ((『そごう柏店がついに閉店。止まらぬセブンアイ系百貨店の閉店ラッシュの背後にあるもの』 – ハーバー・ビジネス・オンライン)) 。また、旧沼南町エリアにセブンパークアリオ柏が開店したことにより、競合する可能性が出たことも閉店に繋がったことも考えられる。なお、柏マルイにおいては、2016年から柏VAT時代の若者向けアパレル中心路線から食料品や雑貨なども扱うようになった。二番街ではモディ柏に改装、飲食店エリアを設けることで、客層の取り込みを図っている。
そごう柏店の跡地及び建築物の売却交渉において、2017年3月22日の段階で三井不動産が優先権を獲得したことが報じられた ((『そごう柏店のビル、売却交渉入り 三井不動産に優先権』 – 朝日新聞DIGITAL)) ことを最後に目立った動きは見られない。
そごう柏店の跡をめぐり、これからの進展を期待したい。
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