私の場合はiOSアプリの開発ではXcodeを使っているが、Windowsのアプリ開発では、多くの場合、Visual Studioを使って開発するようだ。一応、Visual Studioには使用条件があるものの無償で利用可能なエディションがあり、使用条件に従っていれば初期コストはかからないものの、そうではない場合は、一定のコストが必要になる。
さて、Visual Studioでは以下のエディションがある。
- Visual Studio Enterprise
- Visual Studio Professional
- Visual Studio Test Professional
- Visual Studio Community
うち、Test Professionalはテスト用ツールのため、ここでは取り上げない。
ProfessionalとCommunityでは多くの場合、利用可能な機能は概ね同じで、Communityは無償利用可能だが個人での開発(企業からの委託での開発は不可)やオープンソースプロジェクトの開発、教育目的での使用などの制約がある一方、Professionalは有償だが商用利用可能という違いがある。
ProfessionalとEnterpriseの違いについては、Enterpriseにおいては開発におけるテスト機能やデバッグ機能など、開発効率を上げる機能が大幅に追加されているという違いがある。ProfessionalではスタンドアローンまたはMSDNサブスクリプション付きの違いがあるが、EnterpriseではMSDNサブスクリプションが自動的に付与される。
また、EnterpriseとProfessionalでは以下の課金モデルがあるという。
- クラウドサブスクリプション – 月額または年額。サブスクリプションの有効期限が切れた場合はすべての機能が利用不可能になる。
- 標準サブスクリプション – 年額または複数年額。有効期限が切れた場合はMSDNの特典は利用不可能になるが、Visual Studio自体は継続して利用可能。
- スタンドアローン – Professionalのみ。Visual StudioのIDEのみ永続的に利用可能。
Professional with MSDNでもかなり大きな出費で、Enterpriseに至っては個人では厳しいものになっていることがうかがえる。予算と相談する必要がありそうだ。
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