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ついに2月に入った。2月では1年の他の月と違って、1ヶ月の中の日が通常は28日と少なく、なおかつ一定の年では閏年とよばれ、この時に限って29日になるという特徴がある。これにはさまざまな理由があるという。
地球の公転周期はおよそ365.242日で、正確に365日というわけではない。このため、もし1年を365日とした場合、暦と季節がおおよそ4.129年に1日ずれるということになり、長く続くと少しずつずれが大きくなってしまうという問題がある。
この対策のため、ユリウス暦では4年に1度閏日を設けるというシステムとなり、これによって1年は365.25日となり、地球の公転周期とだいぶ近づいたが、導入当初は混乱があり、3年に一度閏日が置かれたり、その補正として閏日を置かないという対応が出た。
ユリウス暦では暦と地球の公転周期のズレ128年に1日の割合と小さくなったが、それでも長きに渡って使われると問題になるほど大きくなっていった。
その後、現在主流のグレゴリオ暦が導入され、現在に至る。グレゴリオ暦では4で割り切れる年は閏年、ただしその中で100で割り切れる年は平年、その中で400で割り切れる年は閏年とする方式となった。これで1年は365.2425日という扱いとなり、およそ3320年で1日ずれるという形となった。
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