Windows 10 (Home, Pro, Enterprise, Education)は、2022年10月18日にリリースされた22H2(Windows 10 2022 Update)が最終バージョンで、サポートは2025年10月14日に終了することが発表されている ((cf. ライフサイクルに関する FAQ – Windows#windows-10)) 。これによってサポート期間終了後は有料の拡張セキュリティー更新プログラム(ESU)に登録しない場合はセキュリティー上脆弱性を抱える状態となるため、サポート終了までにWindows 11へのアップグレード(買い換え含む)、またはESUの登録を検討することが求められる。
Windows 10はWindowsでは初めてWindows as a Service(WaaS)のコンセプトを提唱して、継続的に新機能を提供するローリングリリースモデルを採用し、2015年7月にリリース、Windows 10では半年ごとに新しいバージョンにリリースされていた。このリリースモデルはWindows 11でも採用されているが、Windows 11では1年ごとのリリースになっている。
Windows 10からWindows 11へのアップグレードの際には、大きく以下の要件が加わっているため、ハードウェアによってはアップグレードできない場合がある。従って、その場合は買い換えが必要になる。
- 比較的新しい世代の64ビットCPU
- 少なくとも4GB以上、できれば8〜16GB以上のRAM
- UEFI, SecureBoot対応
これによってハードウェア要件はWindows 10と比較しても厳しいものとなったことにより、リリース時点(2021年10月時点)では未対応のPCが多く報告されたことで当初はその点で非難を受けることがあった。『Windows 11のシェアは伸び悩む? StatCounterやSteamの調査/「Microsoft Copilot」のiOS版が公開』(ITmedia)の記事によれば、今後はWindows 11への移行が進むとは考えられるものの、まだWindows 10が優勢で11が伸び悩んでいる状態であるといえる。
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