私は手首を浮かせない状態でキーボードを使っており、最近はかなり厚形のキーボードを使っていることを鑑みて、パームレストを使って手の姿勢が不自然にならないようにしている。しかしながら、人によるのかもしれないが、パームレストを使う人はそこまで多いわけではないらしく、手首を浮かせた状態でキーボードを触ったり、あるいはデスクに直接手首を乗せるような使い方をする人もいるらしい。
現在、私はKeychron K10 Pro(US-ASCII)モデルをベースに、キーボードのスイッチをCherry MX2A RGB黒軸に置き換えたものを使っている(注: 元々は茶軸を使っていたが、最近黒軸に切り替えた)。
上記の構成では黒軸特有の引っかかりのないながらもそれなりに重みのあるキータッチが特徴であり、ある程度しっかり幼いと入力できない特徴から、ミスタッチをある程度防げることに利点がある。一方でスイッチに重みがあることから、長時間操作し続けると疲れやすいと言われる難点もある。
もっとも、私の場合は黒軸を使っている状態でもそこまで疲れるという印象は持っていなかった。そこまでキーボードを触ってばかりというわけではないと言うことと、キーボードを触るときにはパームレストを使って力を入れずとも自然な形でタイピングができるようにしていたというのがあるのだろう。
さて、私は2023年半ばあたりからパームレストを本格的に使うようになり、当初はiCassoのリストレストを使っていた。これはフルサイズのキーボードとマウス用のリストレストのセットで、低反発のクッション材でできている。厚さも22mmでKeychron K10 Proの前面の高さ(キーキャップなしで23.2mm, キーキャップありで30.8mm)に比較的近く、そこそこ厚いパームレストといえる。2000円以内で買える安価なパームレストとしては十分使っていけるレベルのもので、2年近く使っていたが、最近大分劣化が激しくなったので、新しいパームレストに移行することにした。
現在はKensington ErgoSoft (大型キーボード用)を使っている。こちらはジェルクッションをレザー調のカバーで覆った構成で、弾力性に富んだものになっている。値段は3000円前後とiCassoのとくらべると大分値は張るが、極端に高価というわけでもないので、しばらくはこれを使い続ける予定である。
ライトユーザーにとってはパームレストの利点は感じにくいかもしれないが、普段からキーボードを触っている人にとっては自分にあったパームレストをつかっているかどうかはかなり変わってくるので、もしよくPCを触っていて、キーボードを触っているときになにか気になることがあったら、パームレストを選んでみるのもよいかもしれない。
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