HTTP 451エラーとその使い方

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HTTP 451エラーとは、2015年12月18日にInternet Engineering Steering Group(IESG)によって承認された新たなエラーコードである。このエラーの意味するものは「Unavailable For Legal Reasons」すなわち「法的理由により取得不能」である。このエラーコードの由来は書籍が違法化されたディストピア小説「華氏451度」に由来する。

さて、このHTTP 451エラーだが、主に使われる用途としては、「指定されたコンテンツが政府に検閲されていて取得できない」あるいは「著作権侵害」「プライバシー侵害」などの法的な問題があるコンテンツに対するものといった形で、「HTTP 403 Forbidden」のうち、法的問題に特化したエラーコードであるというものである。

ちなみに、このエラーコードだが、HTTP 404(Not Found)に対するHTTP 410(Gone)のように、HTTPサーバーの設定で行わないと指定されたエラーを出力できないという特徴があり、実際に使用するにはApacheあるいはnginx、もしくは.htaccessなどの知識と理解が必要になる場合がある。

また、このエラーコードは暗に政権批判として使うといった用途でも用いられる可能性は想定される。

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