フロッピーはオワコンになった

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今となってはもはや使われなくなったメディアとして、フロッピーディスクが挙げられる。これはメーカーやベンダーによっては「ディスケットディスク」や「フロッピィディスク」などとも呼ばれることもある。1990年代末までは使われていたが、21世紀に入ってから急速に淘汰が進み、ついにはほとんどお目にかかれないものとなっていた。

フロッピーディスクとは、その名の通り、柔らかい円盤のディスクで、それがジャケットで覆われていて保護されているという形になっている。現在の20代後半から30代あたりではおそらくはプラスチックのケースの3.5インチフロッピーなら知っている方も少なくないものと考えられる。

なお、フロッピーディスクは最初から3.5インチのものだったわけではなく、業務用で8インチのものが最初に登場、時代を下るにつれて5.25インチ、3.5インチへと移行していった。また、硬いケースで保護されているのは3.5インチフロッピーディスクのみで、5.25インチ及び8インチは紙のような柔らかいジャケットに覆われているため、非常に脆いものだったという。

フロッピーディスクは日本で最後に最もメジャーになった2HDでさえフォーマット済みで1.44MBが限界、なおかつ転送速度も非常に遅いものであり、今日では使い物にならない代物になっているが、フロッピーディスクが主流だった時代は数少ないデータを保存するメディアであった。

記録メディアの変遷はまた変わっていくのかもしれない。

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