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macOS SierraのコードにARMチップへの記述があり、それが次世代MacがARMベースのアーキテクチャーに移行するのではという噂も広まっているという。もしそれが真であれば、MacとiOS端末で同じCPUのアーキテクチャーになるということにつながる。
この記述は『次世代Mac、ARMチップを搭載か〜macOS Sierraコードから判明』(iPhone Mania)の記事を参照して、macOS SierraにはARM対応の記述があるとのことである。これが真であれば、macOSもARMに移行、MacとiOSデバイスの差異がさらに小さくなることが見込まれる。
一方、いくらRosettaやUniversal Binaryなどの技術が確立しているとはいえ、個人的にはMacが今すぐARMアーキテクチャーに移行するというのには少々懐疑的ではある。というのも、PowerPCからIA-32, Intel 64アーキテクチャーへの移行の際にはPCとの整合性が高まっているという特徴があったために、それを捨てるにも少々リスキーな部分があるからである。特にiOSはともかく、macOSでは開発者を中心にAppStore外のアプリやUnix系のソフトウェアなどを使うケースも多く、その部分でも互換性を確保する必要性が迫られる可能性があるからである。
個人的にはMacのARM移行はまだ懐疑的に見ざるを得ない状況である。
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