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2017年1月1日よりドーピングに関する禁止表国際基準が変更され、「南天」をはじめとした「ヒゲナミン」という物質が含まれたのど飴が禁止対象となった。これに呼応して龍角散のど飴にも南天が含まれていると誤認してデマが広まったという(cf: 『「龍角散のど飴」がドーピング指定? 事実誤認によりデマが広がる』 – ITmediaねとらぼ)。
なお、上記の参照記事によれば、「龍角散朝夕鼻炎カプセル」以外はヒゲナミンは含まれておらず、龍角散のど飴シリーズについては禁止薬物の対象には含まれていないとのことである。
この点について言えば、事実関係をしっかり確認し、それが正確なものなのかを見極める必要があるだろう。
とはいえ、ドーピングの禁止薬物の対象は拡大傾向にある。処方薬や市販薬などにも禁止薬物の対象になっているものはあり、スポーツ選手やドーピング問題に敏感な人は気をつける必要がある。
また、将来的に別の物質が禁止薬物の対象となって、結果的に龍角散もそれに含まれてしまうという可能性までは否定できない。
いずれにしても、デマは事実関係なしにあっという間に広がり、収拾がつかなくなってしまうため、しっかりと批判的観点を持って読み解く必要があるだろう。
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