日本時間2016年10月28日未明に、アップルのイベントで話題になっているMacBook Pro及び同Airの新型モデルにおいては、MacBook同様に、MagSafeアダプターを廃止して、USB Type-Cコネクターからの給電になると言われている。
MagSafeアダプターは、文字どおり磁石を使って電源コードとMacを接続するACアダプターで、その原理は電気ポットでよく使われるものと同一のものである。
これは、一般的なPCであった電源コードと比較して、万一コードを踏んでしまっても、Macも巻き込んで落下してしまうといったような事態をある程度防げるという利点があり、かなり高価なものの利用しやすいものではあった。
なお、MagSafeの廃止によって、USB Type-Cコネクターによって、コスト面はかなり削減できるようにはなるという利点は大きい。また、USBの場合は、基本的に床にケーブルを置くといったことはあまりなく、ケーブルを踏んで落下させてしまうという事態は比較的起こりづらいのかもしれないことから、電源アダプターと比べると安全面でのリスクは比較的小さいといえるのかもしれない。
ただ、個人的にはMacBook Airシリーズはともかく、MacBook Proシリーズについては消費電力の大きさから、MagSafeの廃止は少々懐疑的に見られるようである。MacBook Proでは85Wの電源アダプターを求められており、それを考えた際に懸念事項として挙げられるが、USB Type-Cにおいては、USB Power Deliveryと言われる、電源供給の仕様を使うことによって、最大100Wの電力を供給できることから、その点での不安要素は解消されているようである。
新型Macにおける発表間近で予断を許さぬ状況ではあるが、是非とも見て見たいものである。
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