Carthageで必ずソースコードからインストールする場合

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

Carthageでは、簡単にパッケージをインストールすることができる。多くの場合はソースコードを取得、それをビルドして準備するが、一部のバイナリーが提供されているものについては、それを優先的に使う。この場合、問題を起こすことがあるため、その時はソースコードを使用するように設定することができる。

まず、バイナリー形式のパッケージが提供されている時は、通常はそちらを優先して使用するようになる。この場合、Swiftを使っているパッケージのビルドしたXcodeのバージョンが違うと後々リンクエラーが発生してビルドできなくなってしまう。これは、Swiftのバージョン間の互換性がないように設定されていることによるものである。

この場合は、--no-use-binariesを加えれば、ソースコードからビルドするようになるので、バージョンが変わった時でもある程度は対応可能になる場合がある。

例:

carthage bootstrap --no-use-binaries

ただし、この場合はプロジェクトがXcodeの最新バージョンに対応していることが求められる。

2017年3月29日追記

Carthageバージョン0.20.0以降はバイナリーを判定し、バイナリーの互換性がない場合は自動的にソースコードからビルドするようになったため、--no-use-binariesを指定する必要は無くなった。

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