aptリポジトリの更新でアップグレードも落とし穴あるのね

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

現在のこのブログを運用しているサーバーはDebian GNU/Linuxで動いているのだが、そのシステムのアップグレードの不備があったらしく、システム的に歪な状態になっていた。

歪な状態というのは、使っているLinuxカーネルが古いDebian用のバージョンのものになっていたというもので、jessieでは本来3.16になってなければならないのが、wheezy用の3.2のままになっていたということである。

この顛末は、もともとこのサーバーはDebian 7.x wheezyだったが、aptのリポジトリをjessieに差し替える形でアップグレードしていたことによるものであった。

これによって、各システム面ではwheezyの時の名残が残っており、その一部は後でjessie想定のものにしたが、カーネルが自動的に差し替えられたと思い込んでいた。

しかしながら、実際には、カーネルのパッケージのルールが変わっていたようで、wheezyではデフォルトではカーネルパッケージは「linux-image」が用いられていたのに対し、AMD64版において、jessieでは「linux-image-amd64」になっていた模様で、それを放置していたことによるものだった。

長らく問題なく動いていたので気づかなかったが、Meltdown/Spectreが契機となって気づけたという形となった。

アップグレードする際は慎重に行いたいものである。

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