注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。
前回「Dart/Flutterプログラミング入門 – Dart/Flutterで開発するために必要なもの」ではDart/Flutterで開発するために必要なものを記載した。今回はDart/Flutterの開発ツールをインストールする作業に入りたい。なお、ここでは複数のOSを想定して記載したので、環境に応じて適切な方法をご確認くだされば幸いである。
注: なお、今回はFlutter SDKのインストール方法を説明したい。というのも、Flutter 1.21以降はFlutter SDK自体に完全なDart SDKを含んでいるため、以下の場合に該当する場合を除き、Dart SDKを明示的にインストールする必要がないからである。
- Flutterを使わない
- バージョン1.21よりも前のバージョンを使う
- Flutterを使う必要がない場合に、ディスク容量やダウンロード時間を節約したい場合
Windowsの場合
Windowsを利用している場合は、以下の2つのいずれかの方法でインストールを行うことができる。
Chocolateyでインストールを行う場合
Chocolateyを使ってインストールを行う場合は、以下のコマンドを入れる。
choco install flutter
手動でインストールを行う場合
Windowsを利用している場合は、以下の手順でインストールを行う。
- Windows install – FlutterよりFlutter SDKのZIPファイルをダウンロードする。
- ダウンロードしたZIPファイルを適切な場所に展開する。(例:
C:\opt\flutter
)- 注: 「
C:\Program Files\
」 のような管理者権限の必要なディレクトリに展開してはならない。
- 注: 「
- 環境変数の設定を開き、ユーザー環境変数にFlutterの実行ファイルのある場所のパスを追加する。
- 例えば、「
C:\opt\flutter
」に展開した場合は「C:\opt\flutter\bin
」とする
- 例えば、「
- 「
flutter doctor
」を実行して、「Doctor summary
」などが表示されたら、Flutter SDKのインストールは完了しているので、指摘事項を確認して、適宜対応を行う。
macOSの場合
macOSの場合は、以下のいずれかでインストールを行うことができる。
Homebrewを使う
Homebrewを使う場合は、以下のコマンドを行えばインストールできる。
brew tap homebrew/cask (もし homebrew/cask をタップしていない場合)
brew install flutter
手動でインストールを行う
以下の手順でインストールを行う。
- macOS install – FlutterよりFlutter SDKのZIPファイルをダウンロードする。
- ダウンロードしたZIPファイルを適切な場所に展開する。(例:
~/opt/flutter
) - シェルのプロファイルファイル ((bashなら「~/.profile」、zshなら「~/.zprofile」。)) を編集する。
export PATH=$PATH:(flutterをインストールした場所)/bin
を追加する。例えば、「~/opt/flutter」にインストールした場合は、「export PATH=$PATH:$HOME/opt/flutter/bin
」となる。) - 「
flutter doctor
」を実行して、「Doctor summary
」などが表示されたら、Flutter SDKのインストールは完了しているので、指摘事項を確認して、適宜対応を行う。
最後に
上記のインストール作業が終われば、晴れてDart/Flutterアプリの開発で必要な最低限の準備は整った。とはいえ、dart/flutterのツールの使い方がわからない状態では厳しいので、次回についてはそれについて説明を行いたい。
ウェブマスター。本ブログでITを中心にいろいろな情報や意見などを提供しています。主にスマートフォン向けアプリやウェブアプリの開発を携わっています。ご用の方はコメントかコンタクトフォームにて。
コメント
[…] 前回「Dart/Flutterプログラミング入門 – Flutter開発ツールのインストール」ではFlutter SDKのインストール方法を説明した [1]Flutter 1.21以降ではDart SDKも同梱されるので、Flutterを使わないとい […]