Amazon Linux 2に関するよくある質問によれば、Amazon Linux 2は2023年6月30日までの間サポートされる。すなわち、2021年3月1日時点から起算すれば、残りのサポート期間はおよそ2年3ヶ月ほどということになる。一方でサポート期間終了のことを考えた場合、後継がどうなるのかが不透明なのがやや不安なところではある。
Amazon Linux 2は2018年6月26日(米国時間)に公開された、Amazon Web Service(AWS)用のGNU/Linuxディストリビューションで、AWS上で利用することを念頭にチューニングが置かれているのが特徴である。2010年9月に提供が開始されたAmazon Linux AMIの後継のOS ((Amazon Linux AMIでは2020年12月31日でサポート期間終了、現在は重大なセキュリティアップデートのみ行われるメンテナンスサポート期間にあり、2023年6月30日まで継続される)) であり、どちらもRedHat Enterprise Linux及びCentOSがベースとなっていると言われている。
現状では、AWS利用者ではAmazon Linux 2をよく利用するものと考えられ、長期の運用を鑑みると、サポート期間の観点からはそろそろ後継への乗り換えなどを検討することが望まれる可能性が高まる状態になるのではと考えている状態である。
2021年3月1日現在ではAmazon Linux 2の後継に関する情報はなく、様子見するしかなさそうである。考えられそうなパターンとしては、Amazon Linux 3あるいはそれに相当するバージョンが登場するが最も可能性が高そうだが、次点としてはAmazon Linux 2のサポート期間が伸びるということだろうか?
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