KNOPPIXなつかしい

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KNOPPIXをご存知だろうか?これは2003年よりリリースされているDebianベースのGNU/Linuxディストリビューションだが、当時としては珍しかったCD-ROMあるいはDVD-ROMから起動できるという特徴を持ったOSで、いわゆるLive CDあるいはLive DVDなどの先駆けとなった存在だ。私にとっては初めて触れたGNU/Linuxディストリビューションといえる。

Live CDやLive DVD ((他にもUSBメモリを使ったLive USBもある)) は、その名の通りCD-ROMあるいはDVD-ROMからそのままで利用可能なOSが起動するという特徴があり、ハードディスクもSSDも不要、なおかつ面倒なインストール作業も不要というのが大きな特徴である。これは、特殊な場合を除けば既存のPCに致命的な影響を与えることがないという大きなメリットを持っている。一方、シャットダウンすれば基本的には環境がリセットされること、要求されるメインメモリが大きくなる傾向がある。

今日では主要なディストリビューションの多くで実際のPCなどにインストールする前に試用できるようにLive CDおよびLive DVDが提供されているようである。実際にGNU/Linuxをインストールする前に、まずはどういうものかをLive CDおよびLive DVDで試してみると良いだろう。

当方で調べた限り、KNOPPIXの日本語版はすでに開発が中止になった模様である。オリジナル版ではデフォルトでは英語環境のままだが、起動オプションをつけることで一部を除けば日本語を表示できる模様である。

考えてみれば、GNU/Linuxを取り巻く環境もずいぶん変わってきたものである。

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