『駅メモ!』レビュー

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

今回はフジテレビゲームズより提供中の『駅メモ!』(ステーションメモリーズ!)のレビューを行いたい。このゲームは位置情報機能を使って最寄りの駅に「リンク」して陣取り合戦を行うゲームのようである。

ゲームの内容

ゲームの内容は極めてシンプルで、「でんこ」と呼ばれるパートナーを選んで、どこかの駅あるいはその近くで「Check in」ボタンを押してアクセスを行い、他にリンクしているプレイヤーがいない、あるいはリンクしているプレイヤーのHP0にすれば「リンク」に成功、リンクしている間はポイントを得られるというゲームである。

当然ながら他のプレイヤーからチェックインされるので、その際にHPが0になった場合、HPが0になったでんこはリンクしているすべての駅を手放すことになってしまうが、即座に再起動する。なお、複数のでんこを持っていれば「車両編成」でパーティーを組むことができるため、手分けしてアクセス/リンクすることでリンクしているでんこのいずれかのHPが0になってもすべての駅を失わないで済むようになる。

ゲームをサポートするアイテムも幾つかあり、問答無用で他プレイヤーのリンクを強制的に解除させる「フットバース」や ((この場合は特定の駅だけのリンクを強制的に解除させる)) 、でんこのHPを回復させる「バッテリー」、近くの駅をに関連する駅にアクセスできる「レーダー」などがある。

感想

今時のスマートフォンゲームにしては派手な演出もBGMも音声もない、時代に逆行したかのような極めてシンプルなインターフェースだが、ゲームの性質を考えれば必要十分なものと言えるだろう。

ボタン類がかなり小さい上に、ボタンが何を意味しているのか分かりづらいものがある。ボタン類の小ささはについては、iPhone 6sでもかなり小さいと感じるため、iPhone 5系などの4インチクラスのディスプレイのスマートフォンを使った場合、ボタンが小さすぎて違うボタンを押してしまう可能性が高まる。ボタンが何を意味しているのか分かりづらい点については、画面左下のバーだが、そのうち家のマークはまだしも、右二つが紛らわしい。

ソーシャル系の陣取り合戦というだけあって、路線・駅の場所にもよるが、首都圏をはじめとした都心部では熾烈を通り越してもはやカオス状態な陣取り合戦が繰り広げられることは想像に難くない。せっかくアクセスしてリンクに成功してもリンクできる時間はほんのわずか数分どころかそれすら満たないというのはよくあることである。

このゲームでは人の属性によって有利不利がかなり激しく、おおよそ外回りの多い営業、特に電車での出張の多い人など、日本中を駆け回っている人が有利に進められると考えられる。その次に都心部で働いている人といったところだろうか。

シンプルなゲーム性ゆえにかなり中毒性の高いゲームであるため、ほどほどにするのが良いだろう。

タイトルとURLをコピーしました