Linuxの入り口としてのUbuntu

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個人的にはもしLinuxを使い始めるのだとしたら、Ubuntuを薦めるだろう。というのは、Linuxを触ってみたいという方にとって、それがどういうものかというのを知るという意味ではある意味では最も最適なディストリビューションの一つであるからである。

Ubuntuは、デスクトップ向けのGNU/Linuxシステムの中では最も普及しているディストリビューションの一つで、ユーザーによるコミュニティーが充実しているため、トラブルが発生しても解決法が提供される場合が多いこと、なおかつ日本語Remixと呼ばれる日本語環境向けにチューニングされたDVDイメージもあること、まずは試しに使ってみて本格的に使ってみたいときはインストールするという柔軟な使い方ができることなどから、日本語環境を使うにはかなりオススメできる。

なお、Ubuntuでは2年に1回のペースでLTS版と呼ばれる長期サポートがなされるバージョンが提供されている。これはリリースから5年に及ぶ長期のサポートがなされるバージョンで、サポートが切れる前に定期的にアップグレードする必要が薄いという利点がある。

一方、UbuntuはGNU/Linuxシステムの中ではコマンドラインを使う必要に迫られることが比較的少なく、コマンドラインを意図して覚えるということにはあまり向かない部分もある ((当然ながらコマンドラインを使うことは可能だが)) 。また、デスクトップ版ではGUIが基本となり、なおかつアピアランス上マシンパワーを使う傾向にあるため、Windows 7以降が快適に動く環境は求められる傾向にある点は要注意である。とはいえ、近年のPCであればUbuntuは快適に動かせるので、その点は心配いらないが。

初めてLinuxを触れる方は、ぜひUbuntuを試してみると良いだろう。

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